治療法について

医師の診断を受ける人

薬を飲む方法

気分が安定しないため辛い状態が続く躁鬱病は、病院に行くことで治療を受けることができます。その治療法ですが、「薬」と「生活習慣を変える」で治療することができます。しかし、どのような治療法なのか気になる、という人もいると思うので、それぞれの治療法について説明します。

生活習慣

薬であれば、水と一緒に飲むだけでいいので自宅でも簡単に治療することができます。そのため、外に出ることが辛く感じてしまう人でも治療をすることができます。薬の種類の中には、「リチウム」、「ラモトリギン」、「カルバマゼピン」といった成分が含まれています。「リチウム」という成分は、体の源であるミネラル成分のひとつです。そのため、摂取することで体を元気にさせることができるのですが、実は躁鬱病といった症状を改善する効果もあります。「ラモトリギン」という成分は、特に鬱状態に良いというのが特徴です。そのため、鬱状態が辛いという人は効果のある成分です。これだけでも十分に嬉しいですが、再発してしまうのも防いでくれます。「カルバマゼピン」という成分は、躁鬱病をバランスよく改善してくれる成分ではあるのですが、躁状態に良いということが特徴です。ちなみに、薬に含まれている成分は、原因によって変わることがあります。

考えられる原因と主な治療法

躁鬱病の発症原因のひとつとして、ストレスがあります。その原因であるストレスを改善するために、散歩して気分転換をしたり、日光を浴びて精神を安定させたりすることで、改善することができます。また、睡眠不足が原因でもあるので、規則正しく眠るようにしましょう。

躁鬱病の歴史は古くからありますが、今も研究を進めている段階です。

この躁鬱病の原因は未だ明確ではないです。 しかし、主に遺伝的な原因や環境的な原因が複雑に絡み合ったからではないのかと考えられています。 遺伝的な原因とは、一つの遺伝子からなる遺伝病とは異なり、二つ以上の遺伝子が関与して起こると考えられています。一方で、環境的な原因は、育った環境や周囲から受ける慢性的なストレスによって起こるようですが、どのような過程で発症するのかは明らかにされていません。 また、性格的な原因も考えられています。この躁鬱病の患者さんが発症する前の性格の多くが、社交的で周囲に対して心配りが出来、且つユーモアで現実的な思考を持っている人だと言われています。 つまり、このような病気の危険因子を相互且つ複雑に関係し、さらに過度のストレスや生活リズムの乱れが加わることが躁鬱病の原因だと考えられています。 躁鬱病の主な治療法は「薬物療法」と「精神療法」の2つがあります。 うつ病より治療期間が長めで、再発する可能性があります。しかし、症状に合わせて治療を行ったり、焦らず生活リズムを整えることで症状を改善することが可能です。躁鬱病が原因で働けなくなることは想定されている範囲のことなので、それを補助する制度もきちんと用意されています。たとえば自立支援医療といったものや精神障害者保健福祉手帳といった制度を利用するのもいいはずです。 自立支援医療は通常より医療費の負担が軽くなるので、医療費の自己負担が1割程度になるメリットがあります。さらにこの制度は所得によって上限が決まっていますから、最大でもひと月の医療費の支払額も20,000円までの負担ですみます。 それに加えて精神障害者保健福祉手帳を取得することができれば、税制面での優遇や公共施設の利用などで優遇が受けられます。これらを合わせて使うことで、長期に渡る躁鬱病の治療にも備えることができるのです。

 躁鬱病の歴史は紀元前2世紀までさかのぼります。カッパドキアのAretaeusが、躁症状と鬱症状が同じ患者に現れるということを記載したものが発見され、躁鬱病の起源とされています。その後、1899年エミール・クレペリンが躁鬱病を命名しました。原因は上記したように遺伝的要素が大きく関与しているといわれ研究が進められていますが、関与する遺伝子を特定することはできていません。また、薬の効果から「セロトニン」「ドーパミン」「ノルアドレナリン」が作用することはわかってきていますが、原因の追究には至っていないようです。しかし、これらの要素が関与していることは確かであり、原因追究の為の研究は今後も進められます。